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フランス料理のシェフが本気で作った熟成肉ハンバーガー

僕が料理を作るときには、いつもお客様に体験していただきたいストーリーを思い描きながらコースを組み立てます。

気持ちを高めるイントロ、情熱的に心を揺さぶるメイン、甘い余韻に酔いしれるデザート、といった具合です。

そんな人間が、なぜハンバーガーを？と思われたでしょうか。なぜなら、ハンバーガーはそれ自体が

「掴んで食べることのできる、小さなコース料理」

だからです。

The Burgerを噛み締めると、まずは熟成肉の強い旨みに衝撃を受けることでしょう。

ブラックアンガス牛の肩ロース肉を使い、最新技術を活用した熟成方法により熟成臭を抑えつつ旨みを強化しています。

肉そのものを味わっていただきたいため、ミンサーの設定は12.7mm。肉のテクスチャーがゴロリと残ります。

次に、バンズの豊かな風味に気づくのではないでしょうか？

バンズには、バター、ミルク、小麦粉を中心に作られたブリオッシュ生地を使用しています。

通常のバンズだと、肉の旨みにバンズが負けてしまうためです。

ちなみに、すべてのメニューに最初からチーズが入っていることにはお気づきになりましたか？

The Burgerにとって、チーズはただのトッピングではなく、ハンバーガーに命を吹き込むソースの一部だからです。

このソースが、個性の強い登場人物たちをまとめ上げるのです。

人生の限られた食事の機会に、当店をお選びいただきありがとうございます。

あなたがThe Burgerと紡ぐ物語が満ち足りたものであるよう、心よりお祈りしています。